第10回うるま市まつり闘牛大会(うるま市まつり実行委員会主催、うるま市闘牛連合会、琉球新報社共催)が18日午後、うるま市石川多目的ドームで開かれた。優勝旗争奪が懸かった注目のシーの一番は、徳之島からの移籍で沖縄初登場の天心タイガーが12分46秒に及ぶ激闘の末に逆転勝ちを収め初優勝した。
交角と同時に康荒一撃が、天心タイガーに対して強烈な掛け技からの腹取り攻撃を展開。粘り技を信条とする天心タイガーは、康荒一撃の再三の腹取り攻撃にもめげず、じっと我慢しての持久戦法に持ち込んだ。
対戦時間が10分を過ぎた辺りから、天心タイガーが康荒一撃に得意の割り技を炸裂(さくれつ)させた。序盤の猛攻でスタミナを使い果たした康荒一撃は敗走。最後は勝負を諦めずに粘りを見せた天心タイガーの大逆転の根性勝ちとなった。
シーの二番は、キャリアで勝る九紋龍が夏の全島大会での敗北を払拭(ふっしょく)する殊勲の大金星で復活を果たした。
優勝=天心タイガー
殊勲賞=九紋龍
技能賞=一颯白タビ
敢闘賞=雷神KID
特別賞=六代目魁闘勇士アコー
(上が勝ち牛)