日本トランスオーシャン航空(JTA、野口望社長)は15日の那覇―宮古便で、累計の搭乗旅客数が1億人を突破したとして、那覇空港で記念セレモニーを開いた。歴代の制服を着用した客室乗務員らが1億人記録達成便の搭乗者に記念品を配布した。
同社は1967年に南西航空として創業した。当初は年間搭乗者数が11万人ほどだったが、沖縄国際海洋博覧会を皮切りに沖縄の観光産業が発展したことで、2019年は300万人が利用するまでになった。
野口社長は「当初の旅客数では1億人に達するには千年ほどかかる計算だった。お客さまや育ててくれた地域の方々のおかげでここまで成長できた」と感謝を述べた。
岡山から旅行に訪れた小倉陽子さんは、搭乗者を代表し「沖縄が大好きで10年ほど前から訪れているが、今回は初めて家族で来た。JTAをこれからもたくさん利用したい」と話した。
(與那覇智早)