知念那覇市長、米軍機の那覇軍港離着陸に「白紙の状態、防衛局の説明を聞いて判断」 初登庁、任期スタート


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職員に訓示を述べる知念覚市長=16日午前、那覇市役所

 10月の那覇市長選で初当選した前副市長の知念覚氏(59)が16日、那覇市長に就任し、4年の任期をスタートさせた。同日午前8時20分ごろに市役所に初登庁し、職員への訓示で「市民の人生に寄り添う市役所であってほしい」と呼び掛けた。

 訓示後に記者団の取材に応じた知念氏は、オスプレイなど米軍機の離着陸が那覇港湾施設(那覇軍港)の現有機能に含まれないとしてきた市の見解について問われ、「全て白紙の状態でいく」と述べた。「今どうしてオスプレイがこういう形で海上輸送に至ったのかなど、防衛局から説明を受けたい。自分の耳で聞いてから判断したい」とした。

 初登庁の感想を「通い慣れた庁舎だがトップの重責をひしひしと感じている」と語り、市民に対して「約束したことをしっかり守っていくので監視してほしい。明日に希望を持ち明るい世の中をつくりあげていく」と述べた。