DX推進で経済発展 最多157社出展、シンポも リゾテック開幕 沖縄・宜野湾


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VRゴーグルを着用し、バーチャルリアリティーの世界を体感する来場者=17日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 県内最大のIT・DX展示商談会「リゾテック・エキスポ2022 インオキナワ」が17日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。「ちむぐくるDX!~デジタル・トランスフォーメーションの河を渡る」をテーマに、過去最多の157社が出展し、シンポジウムや各種セミナー、商談会が行われる。18日まで。

 昨年同様、リアルとオンラインで同時開催しており、オンライン配信は来年1月8日まで。

 開会式で、稲垣純一実行委員長(沖縄ITイノベーション戦略センター理事長)は「デジタル化によってバーチャルとリアルを融合させ、社会問題の解決と経済発展を同時に進めていきたい」と述べた。

 会場では観光だけでなく、あらゆる業種のデジタル化に必要なツールや、デジタルトランスフォーメーションで生まれたサービスなどを展示している。

 優れた技術や製品、サービス、DX推進の取り組みを表彰する「リゾテックエキスポアワード」も発表された。

 リクルートライフスタイル沖縄のブースでは、中小事業所の管理業務支援ツールを紹介。有木真理社長は「管理業務の方に時間が掛かってしまうことが多い。本当にやりたいことのためにツールを使って管理業務を楽にしてほしい」と話した。

 シンポジウムやセミナーは過去最多となる40個超が設定されている。17日は宇宙シンポジウムが行われ、宇宙産業の可能性について、宇宙飛行士でスペースポートジャパン代表理事の山崎直子さんが特別講演した。

 NTTコミュニケーションズのブースでは現実とバーチャルを掛け合わせたコンテンツが展示され、来場者はVRゴーグルを着用し、体験していた。
 (玉城江梨子)