開館1年で無料開放 来場者でにぎわう うるま勝連・あまわりパーク


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あまわりパーク歴史文化施設の1周年祭で「肝高の阿麻和利」の踊りを披露する子どもたち=22日、うるま市

 【うるま】沖縄県うるま市勝連のあまわりパーク歴史文化施設が10月に開館1年を迎え、同22、23の両日に1周年祭として無料開放した。「肝高の阿麻和利」など県内各地の現代版組踊団体の演舞が披露された。工芸体験コーナーや飲食ブースが設置され、大勢の来場者でにぎわった。

 勝連城跡のふもとにある同施設は、勝連城から出土した土器や15世紀の勝連城を再現した巨大ジオラマなどを展示する。ライブシアターでは歴史アニメ「勝連おもろそうし」の上映やライブパフォーマンスもある。7歳の児童は「(ライブパフォーマンスの)踊りがかっこよかった」と話した。

 あまわりパークは「勝連城跡周辺整備事業」に基づき、沖縄振興一括交付金を活用して建てられた。社会資本整備総合交付金を活用した勝連城跡公園の整備も進めている。市の担当者は「世界遺産の勝連城とあまわりパーク、公園が一体となった地域の観光拠点にしたい」と話した。

(古川峻)