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食欲をそそる熱々焼き鳥、粒が立った塩おにぎり 鳥正(与那原町)<うちなー味まーい>67

鳥正の焼き鳥と塩おにぎり

 赤瓦の産地、与那原町上与那原の「赤瓦屋通り」一角に伝統焼き鳥専門店「鳥正」がある。夕方、同店の炭火で焼かれた焼き鳥の香りが通りに広がり、道行く人たちの食欲をそそる。

 「鳥正」の大将・井川正大(まさひろ)さん(38)は滋賀県出身。高校卒業後2003年に沖縄へ渡り、移住を決断。しばらくは町内の内装業者で働き、11年7月、焼き鳥屋を開業した。「飲食店など全てが未経験だったので、店を始めた頃は右も左も分からないまま早朝に仕込みをして、夜遅くまで厨房(ちゅうぼう)に立ち続けた。3年続けたら辞めようとさえ思った」と振り返る。しかし、日々腕を磨き続けた結果、客から「おいしい」「ありがとう」の声が徐々に上がり、リピーターも増えていった。「今では焼き鳥屋を一生続けたい」と心に決めている。

 当初は、持ち帰り専門の店だったが、常連客から「酒と一緒にアツアツの焼き鳥を食べたい」との要望が出て、開業後1年でテーブル1台とビールケースで作った椅子を並べた。内装業の経験を生かして年に一度は店内を改装し、女性や若年層、家族連れも多く訪れる。

 焼き鳥の種類はもも、ねぎま、豚バラ、砂肝など豊富なメニューで、塩とたれの両方を選べるが、井川さんのお薦めは「塩おにぎりを食べてほしい」と笑う。実家は米農家。両親が収穫した米で、粒が立った大きな塩おにぎりを握る。「とれたてのお米なので、焼き鳥と一緒に頬張ってほしい」と強調する。

 最近は一緒に働く店のスタッフが、デザートなどアイデアあふれるメニューを生み出してくれる。「焼き鳥屋は『串打ち3年、焼き一生』と言われている。一生鍛錬しながら、お客さまが望む焼き鳥、メニューを提供したい」と前を見詰めた。

 焼き鳥1本132円だが、12月から10円値上げする予定。塩おにぎりは275円。営業時間は午後5時~午前0時。水曜定休。与那原町上与那原288の2。電話098(927)9465。店の情報などはインスタグラムでも発信している。

(金城実倫)


「塩おにぎりと一緒に焼き鳥を食べて」とPRする鳥正の井川正大さん(右)



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