水球JOC県大会 沖縄フリッパーズが中学生以下V、攻守連動で快勝 小学生以下は波之上SS


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沖縄フリッパーズ―波之上SS 前半、ゴール前に駆け込みシュートを狙う沖縄フリッパーズの比嘉柊舞=20日、那覇商業高校プール場(謝花史哲撮影)

 水球の第45回全国JOCジュニアオリンピックカップ県大会は20日、那覇商業高校プール場で行われ、中学生以下のB区分決勝リーグ戦は沖縄フリッパーズが2戦全勝で頂点に立った。準優勝は波之上SSだった。小学生以下男女のA区分は波之上SSが2戦全勝で優勝を飾り、沖縄フリッパーズが準優勝となった。上位2チームは九州地区予選(来年1月・大分)に出場する。最優秀選手賞はB区分が比嘉柊舞(沖縄フリッパーズ)、A区分は黒水瑛太(波之上SS)が選ばれた。

 1勝同士によるリーグ最終戦は、スペースを巧みに使った攻撃で試合を優位に運んだ沖縄フリッパーズが勝利を収めた。波之上SSのエースを2人で守る戦略で反撃を許さず。後半は疲れが見えた相手を畳み掛け引き離した。

 高校生にも張り合うという相手エースに守備の要の仲本福志丸(神森中2年)がぴったりマーク。当たり負けしない持ち前の力強さで対抗。さらに相手の動きに合わせて近くにいる仲間が援護に入った。「チームの約束事ができた。回りもいたので安心してプレーできた」とロングシュートこそ許したがゴール前では自由にさせなかった。

 攻撃では主将の比嘉柊舞(同2年)を中心に守備の乱れを見計らってスペースを突いた。パスをつないでゴール前にボールを運び得点を重ねた。後半、コート中央でボールを奪い1人速攻も決めるなどチームを引っ張った比嘉は「波之上には小学生の時に負けていた。中学で新チームになってお返しができて良かった。優勝できてうれしい」と喜んだ。九州大会に向け「まず3位に入って全国出場をつかみ、優勝までいけたらいい」と闘志を燃やした。
 (謝花史哲)