沖縄市特産のササゲで「カラフルそぼろ丼」 小5の児童がレシピ考案、市内の学校給食に登場


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沖縄市特産のササゲを使った、「沖縄カラフルそぼろ丼」(左)

 【沖縄】沖縄市が開催した「第1回健康レシピコンテスト」小学生の部で最優秀賞に輝いた、美原小5年の久場海里奈(みりな)さん(11)の「沖縄カラフルそぼろ丼」が、1日の市内の学校給食に登場した。久場さんは市特産のマメ科のササゲを使ったメニューを開発。栄養満点のメニューに児童らは「おいしい」と笑顔を見せた。

 コンテストは沖縄市が食育と地産地消の推進のため、県産品や市産品を活用したレシピを募集した。久場さんのメニューは市内の第2調理場で調理され、その日、管内の小中学校15校に約5800食が提供された。

「沖縄カラフルそぼろ丼」を開発した、久場海里奈さん=1日、沖縄市の美原小学校

 沖縄カラフルそぼろ丼は、ササゲを細かく刻み、豚ひき肉や他の野菜を加えて炒めたもの。久場さんが夏休みを利用してレシピを考案。「家族に食べてほしいと作った。嫌いな野菜でも食べられるようなレシピだ」と笑顔で話す。

 給食の時間になると、久場さんはクラスメートに「簡単なレシピなのでみんなも家でも作ってみて」と話してはにかんだ。同じクラスの児童(11)は「こんなにおいしいレシピを作るなんてすごい。キノコが苦手だけど、とても食べやすかった」と話した。

 同日、久場さんのクラスに市内ササゲ農家の又吉彩子さんや栄養士の稲嶺るり子さんらが訪れ、児童らにササゲについて紹介した。

(石井恵理菜)