クラスに保育士がいない時間帯…安全な保育環境を確保できず 北谷の認可園、沖縄県が監査結果通知


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 【北谷】沖縄県北谷町内の認可保育園が、保育士の配置基準などを満たさずに運営している可能性がある問題で、県と中部広域市町村圏事務組合は16日付で監査結果を同園と町に通知した。国が定める配置基準は満たしているものの、時間帯によって保育士の数が少なくなり、園児の安全な保育環境が十分に確保できていないと県が指摘したことが分かった。

 県によると、同園は基準を満たしていたが、事務作業などで必要な保育士がクラスにいない時間帯があった。

 指摘された事項に関して園は改善し、その結果を書面で来年1月6日までに町を通して県に提出する。

 また、中部広域市町村圏事務組合によると必要な保育士数は確保していたが、乳児クラスは保育士を2人以上配置する場合に常勤が2人以上必要とする国の通知を満たしていなかった。同園の乳児は9人で保育士は3人。このうちの一人のみが常勤だった。事務組合は口頭で改善するよう指導した。

(名嘉一心)