「島だからできる」芸術祭が開幕 うるま・浜比嘉島など島々に作品を展示 来月4日まで


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伊計島の古民家と自宅の風景を融合させたユニット「jujumo」の巻く音さん(左)とえりなさん(右)=25日、うるま市の伊計島

 【うるま】沖縄県内外で活躍するアーティストらがうるま市の島々で作品を展示する、うるまシマダカラ芸術祭(主催・島アートプロジェクト実行委員会、共催・うるま市、琉球新報社など)が25日、始まった。12月4日まで。浜比嘉島の旧浜中学校を主会場に、宮城島上原区・桃原区、伊計島、平安座島の各エリアで48作品が展示される。午前10時~午後5時。一日券500円で、高校生以下は無料。島の各エリアに駐車場がある。

 シマダカラには「人や自然、文化は島の宝」「島だからできる芸術祭を目指す」という二つの意味がある。

 田場秀子さん(70)=うるま市=は「い草がアートになっていた。身近な物が島の宝だと改めて気付かされた」と振り返った。伊計島で展示している「jujumo」の巻く音さん=豊見城市=は「伊計島を何度も訪ねて作品が生まれた。島の空気に触発された音や空間を楽しんでほしい」と話した。

(古川峻)