【一問一答】比嘉一貴に聞く沖縄のゴルフ環境は?体格差どう乗り越えた?


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最終日、ホールアウトし、ギャラリーの拍手に手を突き上げて応える比嘉一貴

 比嘉一貴の一問一答は次の通り。(謝花史哲)

―率直な感想は。

 「来週も残っている部分では実感は湧かないけど、やっと安心したと言うか、肩の荷が下りて、うれしいよりも安堵(あんど)感が大きい」

―賞金王になれるという思いは。

 「夢で目標だった。自分ができると信じてやっていた。何が足りなかったということを反省して、それがうまくいったと思う」

―沖縄の環境について。

 「一般家庭だった僕がそんなにお金をかけずにゴルフをできたのは、恵まれていたと思う。ちょうど宮里藍さんが全盛期でジュニアもにぎわっていた。ジュニア育成も力を入れていた。たぶん東京で生まれていたらゴルフはできていなかったと思う」

―体格差は関係ないことを沖縄の子どもたちにも見せてくれた。

 「どんな体格であってもそれなりに努力して考えてやらないとプロでやるには難しいと思う。小さいからできないことは多々感じるが、そればっかり思ってはしょうがない。自分ができることを考える。僕は常に自分のプレーとスタイルに向き合って言い訳できないように準備してきた」

―海外志向もあると思うがどうか。

 「海外ツアーの機会があれば挑戦したい。厳しい世界と思っているけどできないとは思っていないので、また成長して日本に戻ってこられる。チャンスがあれば行きます」