レスリング 友寄がグレコ男子77キロ級V 赤嶺は60キロ級準優勝 東日本学生選手権


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
男子77キロ級で優勝した友寄汰志(右)と男子60キロ級で準優勝した赤嶺明柳(提供)

 レスリングの東日本学生選手権(秋季)は28日、東京の駒沢体育館で開幕し、新人戦グレコローマンスタイルの各階級が行われ、男子77キロ級の友寄汰志(北部農林高―日体大1年)が頂点に立った。同60キロ級の赤嶺明柳(南風原高―日体大1年)は準優勝に輝いた。 

 日体大1年の友寄汰志が東日本新人大会を制し、12月に行われる天皇杯全日本選手権の出場権を獲得した。全国規模の舞台での優勝は小学6年以来。決勝は不戦勝による頂点だったが、「素直にうれしい部分はある」と金メダルの喜びをかみしめた。

 準々決勝は持ち上げてからの投げが成功しTフォール勝ち。準決勝も同じ流れになったが投げが決まらず。判定勝利に持ち込めたが「決めが甘い。スタンドも技が少ない」と弱点がはっきりした。

 10月の全日本大学選手権で4階級を制した日体大。県出身で五輪代表の屋比久翔平も練習に訪れ、刺激を受ける毎日だ。全日本選手権出場は階級の枠次第。「もし出られるならどれだけ通用するか確かめたい」と楽しみにした。
 (謝花史哲)