尾身会長、沖縄県のコロナ対策本部を視察 那覇


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 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が29日に来県し、新型コロナ対策について糸数公保健医療部長らと意見交換したほか、県庁4階にある新型コロナ対策本部を視察した=写真。

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 尾身会長は、医療コーディネーターの米盛輝武医師(浦添総合病院)などから、県独自の入院情報共有システム「OCAS(オーキャス)」について説明を受けた後、業務に当たる県職員をねぎらった。

 視察後、報道陣の取材に応じた尾身会長は、全国的に新型コロナの流行第8波が広がる中で、重症化リスクが下がったウイルスに対して医療界と一般の人々の間で認識に差があると指摘。2020年の流行初期と状況が変わる中で「今後、新型コロナとどう向き合うか、国民的なコンセンサスが必要かと思う」との考えを述べた。

 (嘉陽拓也)