
第37回「WE LOVE トンボ絵画コンクール」(主催・朝日新聞社、朝日学生新聞社)の結果が29日までに発表され、高校生の部で最高賞の文部科学大臣賞を南風原高校1年の當眞大煌(だいあ)さんが受賞した。
受賞作は、ビルがいくつも立ち並ぶ中をトンボが悠々と飛ぶ様子を描いた。當眞さんは「困難な状況にあっても前に進み、必ず自分の居場所を見つけ出すことができるという思いを込めた。繊細さや集中力、忍耐力が試され、自分自身にとって大きな成長につながった」と喜びを語った。
作品は全国の小中高校から17万719点が集まった。審査員の講評では「力強い生命力を感じる。優れた観察眼でトンボの特徴を的確に捉え、羽ばたきが聞こえそうな羽を緻密に再現した」と評価された。
(嘉数陽)