オリオンビール、親会社のオーシャンHDを吸収合併 新規株式公開へ環境整備


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オリオンビール(資料写真)

 オリオンビール(豊見城市、村野一社長)は1日、親会社に当たるオーシャン・ホールディングスと同社の子会社の幸商事を吸収合併した。親会社を子会社が吸収する形となり、オーシャン社の株主がそのままオリオンビールの株主となる。

 新規株式公開(IPO)に向けた環境整備などが目的で、「オリオンビール」の名称を残すために同社が存続会社となり、親会社を吸収した。

 11月11日のオーシャンHD臨時株主総会でオリオンビールへの吸収合併が承認。官報などに公告し債権者から異議がなかったため、オーシャンHDと幸商事は30日までに解散となった。

 オリオンビールの亀田浩取締役兼専務執行役員CFOは「(IPOへ)必要な手続きを順調に進めている。国内外ではオリオンビールイコール沖縄との認識があり、県内の皆さんに飲んでもらうと共に、沖縄の魅力をより世界へ発信できるよう努めていきたい」と話した。
 (小波津智也)