県内3者に最優秀賞「かりゆし、BLUE SEAL、サンゴに優しい日焼け止め」 ネーミング大賞、1社特別賞


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
日本ネーミング大賞2022で最優秀賞などに入賞した県内企業代表者=2日、東京都の赤坂インターシティコンファレンス

 【東京】優れたネーミングを選出し表彰する日本ネーミング大賞2022の発表が2日、都内であった。常設賞の地域ソウルブランド部門の最優秀賞には県衣類縫製品工業組合(那覇市)の「かりゆし」など県内から3者が選ばれた。

 ネーミング大賞は同協会が開催し今年で3回目。地域ソウルブランド部門は地域を毎年変えて設定。今年の戦略エリアは日本復帰50年の沖縄となった。同部門の最優秀賞は、かりゆしの他にフォーモストブルーシール(浦添市)の「BLUE SEAL」と、ジーエルイー合同会社(那覇市)の「サンゴに優しい日焼け止め」が選ばれた。

 審査委員長の爆笑問題の太田光さんと、特別顧問の太田光代さん、日本ネーミング協会の黒川伊保子理事が登壇。「かりゆし」のネーミングについて黒川理事は「言葉が一人歩きし広がるブランドになる」、「BLUE SEAL」については「沖縄を代表するソウルブランドにふさわしい」と講評した。「サンゴに優しい日焼け止め」について太田光代さんは「サンゴへの優しさが世界へ広がっていくことに着目した」と評価した。

 特設賞の審査員特別賞にはワンダーリューキュー(宜野湾市)の「ちんこすこう」が選ばれた。太田光さんらが「この商品が入っていたのが一番うれしかった」などと講評し、暗い世相の中で笑いで明かりを照らすネーミングを評価した。

 全体の最優秀賞にあたる大賞はカネカデリカフーズ(神戸市)の「ほぼカニ」が選ばれた。(斎藤学)