松野博一官房長官きょう来県 那覇市長と初面談へ 那覇軍港移設について話し合う見通し


社会
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松野博一官房長官

 【東京】沖縄基地負担軽減担当相を兼ねる松野博一官房長官が3、4の両日、来県する。知念覚那覇市長や松本哲治浦添市長、松川正則宜野湾市長と各市役所で会談する。内閣官房によると、10月の那覇市長選で初当選した知念市長とは初の面談となる。米軍那覇港湾施設(那覇軍港)での航空機の離着陸や浦添移設などについて話し合う見通し。

 一方、昨年11月の来県時に玉城デニー知事と会談したが、今回は玉城知事との面談予定はない。

 那覇軍港の浦添移設を巡っては、国と県、那覇、浦添両市で10月に移設協議会を開き、防衛省が示した代替施設の位置・形状案を土台に議論を進めると確認した。ただ、移設される軍港の機能に航空機の離着陸を認めるかどうかで国と県の見解が分かれる。

 知念市長は就任後、航空機の離着陸を認めるかどうか「白紙」から検討するとし、その議論が焦点となっている。

 松川宜野湾市長は9月の市長選で、普天間飛行場の名護市辺野古移設の容認を明言して再選を果たした。
 (明真南斗)