観光で沖縄との交流を深め 台北市長が玉城知事と会談


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柯文哲台北市長(左)にミンサー織のテーブルクロスを手渡す玉城デニー知事=2日、県庁

 来県している台湾の柯文哲(かぶんてつ)・台北市長は2日、県庁で玉城デニー知事と会談した。柯氏は台湾で普及している電子マネー「悠遊カード」が使える店舗が県内で増えていくことに期待を示し、観光の面などで沖縄との交流や連携を深めていく考えを示した。玉城知事は新型コロナウイルスの状況を踏まえつつ、台湾訪問に意欲を示した。

 日本の水際対策緩和を受けて台湾の中華航空が10月25日に那覇―台北直航便を再開するなど、観光客の往来がコロナ前の水準に戻ることへの期待が高まっている。

 柯市長は1日に2泊3日の日程で来沖。1日夜に訪れた国際通りで多くの台湾からの観光客と会ったと話し、「沖縄と台湾は非常に距離が近い。沖縄の方にもぜひ台湾に来てほしい」と述べた。

 玉城知事は「航空便も次々と再開している。コロナ感染対策を整えながら(台湾からの観光客を)迎えたい」と応じた。

 会談後、玉城知事からミンサー織のテーブルクロス、柯市長からはお茶とコーヒーなどを贈り合った。
 (池田哲平)