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航空自衛隊の曲芸飛行隊「ブルーインパルス」が11日に宮古島市で予定する展示飛行を巡り、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会と宮古島平和ネットワークは2日、県庁を訪れ、展示飛行と宮古空港の使用に反対するよう県に申し入れた。
県が1日に空自が提出した宮古空港使用の届け出を受理していたのに対し、市民らが「あるまじき対応だ」と批判し、謝罪を求めて庁舎内で座り込む場面もあった。
住民連絡会の仲里成繁共同代表は「曲芸飛行の催しは空自の存在意義を高めるためのものとしか見えない。この先には与那国島で行われたような日米共同訓練などが待っている」と述べ、宮古空港使用届け出の受理撤回を求めた。
島袋善明県土木建築部長は「安全面や民間航空機への影響、駐機場の確保、航空管制などへの照会などを踏まえると受理せざるを得ない」など県の対応を説明した。
要請に同行したノーモア沖縄戦命どぅ宝の会の山城博治共同代表は「自衛隊が先島の空港や港湾の訓練使用を狙っている中、届け出が提出されたら機械的に受理する姿勢はおかしい。島々の軍事利用に歯止めをかけるべきだ」と強調。玉城デニー知事ら県三役らの正式回答を求めたが、県は同日中は困難として後日回答するとした。
(梅田正覚)