キングス3連勝、名古屋に92ー75 強力インサイドで優位に 第16戦


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
FE名古屋―キングス 第3クオーター、ドリブルで切り込むキングスのジョシュ・ダンカン=4日、名古屋市枇杷島スポーツセンター(Bリーグ提供)

 プロバスケットボールBリーグ1部西地区2位の琉球ゴールデンキングスは4日、名古屋市枇杷島スポーツセンターで同5位のファイティングイーグルス名古屋と今季第16戦を行い、92―75で快勝した。3連勝で通算13勝3敗となり、地区1位に浮上した。キングスは序盤からインサイドで強さを発揮した。果敢にゴール下にアタックを仕掛け、外角シュートも機能し第3クオーター(Q)は29得点でリードを広げた。ファウルが重なるFE名古屋のゴール下を攻め立て第4Qには2人をファウルアウトに追いやるなど巧みに試合を支配した。次節は10、11日に沖縄アリーナで茨城ロボッツと対戦する。

 

▽Bリーグ1部(名古屋市枇杷島SC、1885人)

キングス 13勝3敗
92―75(21―14,17―18,29―21,25―22)
FE名古屋 8勝8敗


 強力なインサイド勝負でキングスが試合を優位に運んだ。3点弾で一時追い上げを許したが、リバウンドとゴール下の得点で圧倒し、敵地2連勝を決めた。

 第2Qに立て続けに3点弾を浴びたが、第3Qに修正し、前半有利に勝負できたインサイドへの引きつけから、リズム良く流動的にボールを回した。中で加点しながら小野寺祥太や岸本隆一の外角シュートが効率的に決まった。

 インサイドはジャック・クーリー、アレン・ダーラム、ジョシュ・ダンカンを中心に最後まで支配。リバウンド数は20本差をつける39本で攻撃につなげ、ゴール下の「ペイントエリア」内得点は24点上回る42点まで積み上げた。

 終了まで約1分半で、練習生から正式契約を結んだ新加入の植松義也が初めてリーグのコートへ。積極的なアタックでファウルをもらってフリースローを決めて初得点。さらに3点弾も沈めてデビュー戦を飾った。

 岸本は「出た選手が持ち味を発揮するのがキングスの良さ。植松も乗っかってくれて良かった」と活躍を喜んだ。新たな戦力を加え、ぶれずに優勝へと突き進む。

(謝花史哲)


我慢して勝てた

桶谷大HC(キングス)の話 昨日より前半いい入りができた。3点シュートはもう少し警戒しなければいけなかったが、攻撃はインサイドが悪くなかった。ターンオーバーが増えたが、我慢して勝てたのは良かった。