運動と食事制限で鍛えた肉体美 盛さん日本一に ベストボディ・ジャパン


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「BEST BODY JAPAN」で総合グランプリに輝いた盛祐一郎さん(2列目中央)=東京都(提供)

 【浦添】健康的な肉体美を競う日本最大級のコンテスト「BEST BODY JAPAN2022~創立10周年記念大会~」が11月23日、東京都の両国国技館で開かれ、ベストボディ・ジャパン部門で、浦添市の盛祐一郎さん(33)が総合グランプリに輝いた。

 浦添市前田でパーソナルジムを経営する盛さんは2019年から毎年大会に出場。これまでの最高位は19年の2位だったが、4年目にして日本一をつかみ取った。ベストボディ・ジャパンはバランスの取れた筋肉やステージ上での表情や表現力などが審査される。

 大会は「ベストボディ・ジャパン部門」「モデルジャパン部門」「マッスルモデル&フィットネスモデル部門」の3部門で行われ、そこから年齢別にクラスの優勝者を決める。盛さんはミドルクラス(30~39歳)で、優勝した。その後、各クラスの優勝者によるオーバーオール(無差別)戦の結果、総合グランプリに輝いた。

 盛さんは今年5月5日から大会に向けて減量を開始。9月25日開催の県予選までは週6日の筋力トレーニングと有酸素運動に励み、予選後は週5回のトレーニングに切り替え、本選(日本大会)に臨んだ。

 盛さんは神森中、浦添商業高校出身で中高時代はボクシング部に所属していた。東京の専門学校を卒業後、美容師として働いていたが、2015年にパーソナルトレーナーに転身し、16年にパーソナルジム「Smart」を浦添市内に開いた。

 「日本一」という一つの目標を達成した今、次なる目標について、「元々沖縄の健康長寿を取り戻したくてジムを始めた。初心に戻り沖縄でフィットネスの素晴らしさを伝えたい」と力を込めた。
 (吉田健一)