ソフトボールの第17回全九州高校男子秋季大会が4、5の両日、読谷村のゆんたんざソフトボール場などで行われた。読谷が4強入りし、準決勝に進んだが、島原工(長崎)に0―11の四回コールドで敗れて3位だった。初日の荒天の影響で2日目は準決勝までしか消化できず、決勝進出を決めていた島原工と大村工の長崎勢が同時優勝となった。嘉手納は準々決勝で島原工に0―7の五回コールドで敗れ、美里工は準々決勝で日向工(宮崎)に0―4で敗退した。
読谷は目標に掲げた4強入りを達成し、大きな収穫を手にした。準決勝の島原工戦は四回コールド負けで力の差を見せつけられたが、ベンチ一体となって最後まで後押しする声を出し続け、雰囲気を盛り上げた。
準決勝の先発は1年生の與那嶺仁望(とむ)。暴投や四死球などが多く、課題も残ったが「いい経験になった。もっと体を大きくして、ダイナミックなフォームで球速を速くしたい」とやる気をたぎらせた。
江尻強監督は「半年先を見据えて、経験を積んでもらうために與那嶺を送った。負けはしたがここから発奮してもらいたい」と成長を期待した。
準々決勝は城間太陽が好投し、3―1で粘り勝ち。チームとしても大きな1勝となった。島袋翔大主将は「他のチームの実力を知ることができたし、守備で流れをつくることが大事だと感じた。冬のトレーニングでチーム力を上げたい」と向上心いっぱいだった。
(大城三太)