那覇市長、ワクチン接種「引き続き推進する」 集団接種での副反応の対応422件 21年5月から22年11月まで


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 那覇市の新型コロナワクチンの集団接種で、初回接種が始まった2021年5月22日から22年11月20日まで、接種総数30万8929回のうち経過観察中に副反応など不調の訴えがあり、会場で対応した事例は422件だった。そのうち救急搬送された事例は18件だった。5日に開かれた市議会11月定例会代表質問で、根間秀夫健康部長が與儀喜邦市議(立憲なは)に答えた。

 救急搬送事例は21年7~9月に発生し、症状はかゆみや動悸(どうき)などだった。市が把握できた範囲で、搬送先の病院でアナフィラキシーまたはその疑いと診断を受けた事例は6件で、入院期間は0~2日だった。

 オミクロン株対応ワクチンの全市民接種率は12月2日時点で13.25%。知念覚市長は「安全性は従来型ワクチンとおおむね同様であり、現時点で重大な懸念は認められていない。ワクチン接種を引き続き推進する」と述べた。
 (伊佐尚記)