マルエーフェリー(鹿児島県、有村和晃社長)は4日、新造した一般貨物船「琉球エキスプレス7」の見学会を那覇港新港ふ頭で開いた。8日に東京航路に就航し、東京港から名古屋、志布志(鹿児島)を経由して那覇までの区間を2週間に3便運航する。
「琉球エキスプレス7」は全長190・9メートル、全幅27メートル、総トン数は1万3631トン。貨物輸送車両などが自走で乗り込むことができるRORO(ロールオン・ロールオフ)型。トレーラー187台、乗用車204台を積載できる。
東京航路はこれまで琉球エキスプレス3と琉球エキスプレス5が担っていたが、「5」が阪神―沖縄、北九州―沖縄両航路に変更になり、「7」が後継となった。従来の貨物船より積載能力や燃費が向上し、マルエーフェリーは「沖縄向け生活物資の安定供給につながる」と説明している。
(小波津智也)