沖縄県ヘイト条例案 県民意見を募集、1月6日まで


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 沖縄県女性力・平和推進課は5日、「県差別のない人権尊重社会づくり条例(仮称)」の骨子案を公表し、県民意見を募集するパブリックコメントを開始した。募集は来年1月6日まで、年度内の条例制定を目指す。

 骨子案では、すべての事例において罰則は設けていない。外国出身などの「本邦外出身者」への差別的言動が確認された場合は、概要や氏名を公表するとした。インターネット上の表現には拡散防止のために削除要請などを講ずるとしている。

 インターネット上で県民に対する中傷には「解消に向けた取り組みを行う」にとどまる。性的指向や性自認に対する差別の防止も図るとした。

 意見募集のサイトは「沖縄県 人権尊重条例 意見」などで検索。