第一航空が就航を再延期 機材・人繰りつかず 沖縄


社会
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(資料写真)

 21日から石垣―波照間線と石垣―多良間線の就航を予定していた第一航空(大阪府)は6日までに、機体トラブルによって機材・乗員の人繰りがつかないことから、就航を延期すると明らかにした。就航延期は今年4月に続き2回目。再就航のめどについて、同社は「年内に飛べるかなどは分からない」としている。

 同社によると、保有する2機のうち1機で燃料センサーの不具合が見つかり、交換する部品を海外から取り寄せている。もう1機については石垣―波照間、多良間の両路線就航に向けた訓練を実施していたが、本社がある大阪府の八尾空港で12月中に機長の定期審査に使用する必要があるという。こうしたことなどから、石垣―波照間、多良間の両路線の機材繰りや乗員の人繰りがつかなくなった。

 両路線は当初4月30日に就航する予定だった。しかし同18日に多良間空港で機体が滑走路から外れるトラブルを起こし、就航が延期となった。
 (武井悠、西銘研志郎)