世界のウチナーンチュ大会 海外から参加1800人、ネットは14万人 県議会答弁


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沖縄県議会

 沖縄県議会11月定例会は7日、代表質問が始まった。玉城デニー知事は、10月末から11月にかけて開かれた「第7回世界のウチナーンチュ大会」には、海外から県系人約1800人が参加したと明らかにした。

 県によると、前回大会は海外から約7300人参加しており、新型コロナウイルスの影響で激減した。一方、沖縄を除く全国からは約1800人が参加した。新型コロナを踏まえて実施された大会初のインターネット中継は延べ約14万人が視聴した。

 玉城知事は「大会の成果を踏まえ、ウチナーネットワークのつながりをさらに発展させるため、今後ともさまざまな取り組みを積極的に展開していく」と述べた。山内末子氏(てぃーだ平和ネット)への答弁。

 伊平屋村と伊是名村間の4.8キロをつなぐ架橋整備事業の可否について、島袋善明土木建築部長は「課題解消に向けて調査している。少なくとも3年程度はかかる」との認識を示した。県は2011年度から調査を開始。「現在は地質や強度を把握するため、伊平屋島側の海域において土質ボーリング調査を実施している」と説明した。仲里全孝氏(沖縄・自民)への答弁。

 国立自然史博物館の沖縄誘致に向けた機運醸成に向けて、金城賢環境部長は、産官学の有識者で構成される事業推進会議を設置したことを明らかにした。

 金城氏は「事業推進会議を母体とする県民会議や東京でのシンポジウムの開催など、早期実現に向けた取り組みを推進していく」と述べた。

 島袋大氏(同)と比嘉京子氏(てぃーだ平和ネット)への答弁。
 (梅田正覚)