ゴルフで読谷中の宮城、強敵の高校生を次々と破る 県勢女子で最高の4位 全国中学高校選抜


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最終日、4番でティーショットを放つ宮城柚(読谷中)=8日、名護市のカヌチャリゾートカヌチャゴルフコース(金良孝矢撮影)

 ゴルフのISPSハンダ第6回全国中学校・高校選抜マッチプレー選手権大会の最終日は8日、名護市のカヌチャリゾートカヌチャゴルフコース(男子6712ヤード、女子6105ヤード、いずれもパー72)で決勝と順位決定戦を行った。女子3位決定戦は宮城柚(ゆう)=読谷中3年=が荒木優奈(宮崎・日章学園高2年)に5アンド4で敗れたものの、これまでの県勢女子で最高の4位に入賞した。

 一昨年初出場した際は決勝トーナメント初戦で敗退を喫した宮城柚(ゆう)=読谷中3年=が成長した姿を見せた。目標だった初戦突破どころか、強敵の高校生を次々に破りこれまでの県勢女子で最高の4位に位置づけた。最終日の3位決定戦は敗れはしたものの、「楽しかった」と晴れ晴れとしていた。

 初日はショットが安定していたが、次第に疲れが出てプレーに影響し始めた。十数キロのゴルフバッグを担ぎ、初日と2日目と、1日2ラウンドを回り体力勝負の中で争われた。

 疲労困憊(こんぱい)だったが、最終日は気負わずに臨んだ。対戦相手は旧知の荒木優奈(宮崎・日章学園高2年)。趣味などについておしゃべりし、終始笑顔だった。本調子ではなくOBやダフりもあったが、変則スタートの17番ホールでバーディーを奪い、18番ではアプローチがさえて連続勝利を収める勢いも見せた。

 しかしナショナルチームメンバーで実力者の荒木に4ホールを残して敗れた。「やっぱり強かった」と完敗を認めるが、大きな刺激になった様子。
 今後控える大会では「力まずリラックスしてやりたい」と、自然体でゴルフに臨む決意だ。
 (金良孝矢)


▽女子3位決定戦

荒木(宮崎) 5アンド4 宮城柚(読谷中)