2021年11月にデビューした「INI(アイエヌアイ)」が14日、ファーストアルバム「Awakening(アウェイクニング)」を発売した。新曲5曲を含む全12曲を収録。メンバーで沖縄市出身の松田迅にアルバムの魅力や、デビューから1年を経て思うことを聞いた。
(聞き手 藤村謙吾)
ーどのような思いでファーストアルバムの制作に臨んだか。
「デビューシングルのタイトル『A』、セカンドシングルの『I』、サードシングルの『M』をつなげると“AIM”(狙う、目指す)という単語になる。アルバムのタイトルの『Awakening』(目覚め、覚醒)とつなげて、(自分たちの能力の)覚醒を志した。初アルバムなので、めちゃくちゃ気合いが入っている」
ーアルバム制作の過程で、印象的な出来事はあったか。
「レコーディングと同時期に、尾崎匠海が出演するドラマの撮影が始まった。東京と大阪を行き来しながら仕事をし、大変な中でも、笑顔で仕事をする尾崎の姿に刺激を受けた」
ー松田自身も秋のドラマに出演した。
「慣れない仕事で不安もあった。でも大変なときには、メンバーで焼き肉を食べに行って、自分の思っていることをさらけ出していた。メンバーとご飯を食べながらする何気ない会話が楽しくて、なんでもないことでも盛り上がれて、ストレスを解消になった」
ーアルバムでお気に入りの曲は。
「『BAD BOYS』は聞いたとき、やばいなと思った。INIはヒップホップベースの曲多いが、まさしくヒップホップで、激しい曲。僕がけっこう際立つパートの歌をやらせてもらっている。ステージで披露するのも楽しみだ」
ーデビューから1年がたちどのように成長したか。
「歌もダンスも、全てが成長している。デビューしたばかりのときは、はじめてなことだらけで雑誌の撮影なども不安でしかなかった。でも自分の見せ方がだんだん分かってきて、今では楽しく撮影に臨ませてもらっている」
ー最後にファーストアルバムについて、ファンに向けてコメントを。
「ヒップホップ調の気分が上がるものや、爽やかなもの、バラードなど聞いていて落ち着くような曲など、いろいろな曲調の作品を収録した。自分の好きな曲を見つけて、いっぱい聞いてほしい」
◇ ◇
「Awakening」は通常盤が3千円(税抜き)。2パターンのDVD付き初回限定盤が、いずれも3500円(税抜き)。