玉城沖縄県知事「事前協議が必要」 先島の民間空港、F35対応へ改修との報道に見解


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玉城デニー知事(資料写真)

 国が先島諸島の民間空港を自衛隊のF35戦闘機が離着陸できるよう改修するとの報道について、玉城デニー沖縄県知事は13日、県議会一般質問で「基本的に県管理の港湾空港などの管理・運営は、県と十分な事前協議が必要だ」との見解を示した。當間盛夫氏(無所属の会)の質問に答えた。

 世界自然遺産に登録されている西表島で繁殖している野生化したヤギ(ノヤギ)の防除について、金城賢環境部長は「遺産区域の植生への影響などが懸念される」と指摘。ノヤギを外来種の重点対策種に格上げし、2023年度から防除事業を本格化させる考えを示した。次呂久成崇氏(おきなわ南風)への答弁。

 動物愛護管理政策に関して、金城部長は猫の殺処分数が1996年度の7540匹から21年度は223匹まで減っているとした。飼い主の管理能力を超えた多頭飼育については、19~21年度に計29件の指導・助言を行ったとした。玉城知事は「本年度中に動物愛護管理条例を制定する」と明言した。比嘉瑞己氏(共産)への答弁。

(武井悠、安里周悟)