NBAのスター、ドンチッチのプレーが沖縄で 来年のバスケW杯、スロベニア代表で来沖へ


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マーベリックスのドンチッチ(ロイター=共同)

 来年8月に開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ2023について、日本バスケットボール協会と日本組織委員会は12日、NBAのマーベリックス所属のルカ・ドンチッチを擁するスロベニア(世界ランク7位)が、沖縄市の沖縄アリーナで行われる日本ラウンドに出場すると発表した。

 ドンチッチはベスト5に相当するオールNBAの「ファーストチーム」にも選出された名ガード。そのパスさばきは「ルカ・マジック」と評される。21年の東京五輪では、五輪歴代2位タイとなる1試合48得点を挙げる活躍でチームを4位に導いた。

 沖縄アリーナでは、4カ国の総当たり戦を行う「第1ラウンド」のうち2グループによる試合と、同ラウンドを勝ち抜いた4カ国による「第2ラウンド」と順位決定戦が行われる。ほかの会場はフィリピンとインドネシア。世界ランク38位の日本は沖縄アリーナで試合が行われる2グループのいずれかに出場する。全出場国のグループ割り振りは、来年4月29日にフィリピンのマニラで行われる抽選会で決定する。

 FIBAのアンドレアス・ザクリス事務総長は「日本代表とともにスロベニア代表も日本中のバスケファン、沖縄を大いに盛り上げてくれると信じている」とコメントした。県を主体とする開催地支援協議会は、スロベニア代表の来沖について「歓迎するとともに、引き続き本大会の受け入れ体制構築を推進していく」としている。

(金良孝矢)