8歳で退役「エディお疲れ」沖縄の麻薬探知犬、歴代最多の摘発数 沖縄地区税関


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記念品のドッグフードを見て身を乗り出す麻薬探知犬エディと指導手の宮城生さん(右)=15日、那覇空港国際線ターミナル

 沖縄地区税関は15日、2016年から今年12月まで空港や港湾施設などで麻薬捜査の任務に当たった麻薬探知犬「エディ号」(8)(ラブラドールレトリバー、オス)の退役セレモニーを那覇空港国際線ターミナルで開いた。沖縄地区税関密輸対策企画室の宮城郁夫室長から表彰状とドッグフードが贈呈され、エディは喜んだ様子でドッグフードに飛びついた。

 沖縄地区税関によると、エディは大麻や覚醒剤など7種類の麻薬を嗅ぎ分けることができ、これまでに8件の不正薬物の摘発に貢献した。沖縄地区税関の歴代麻薬探知犬の中では、摘発数は最多だという。

 エディの4代目指導手(ハンドラー)の宮城生(しょう)さん(23)は「年齢に見合わないほどの元気さがあるので、長生きしてほしい。たくさん遊んで幸せになってもらいたい」とねぎらった。
 (金城大樹)