キングス7連勝、西地区首位を維持 三河に76-65、猛追にも動じず 第20戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部西地区首位の琉球ゴールデンキングスは17日、愛知県ウィングアリーナ刈谷でシーホース三河(中地区6位)と今季第20戦を行い、76―65で勝利した。7連勝で通算17勝3敗として首位のまま。立ち上がりに堅守から連続得点を決めて流れをつかんだキングスは、要所で3点弾を効率的に決めて終始リードを保った。後半に入ってシュートの精度を上げてきた三河に第4クオーターで速攻を許し、連続失点などで3点差まで追い上げられたが、選手交代などで攻撃リズムの切り替えに成功して逃げ切った。次戦は18日午後3時5分、同会場で三河と戦う。

キングス 17勝3敗
 76―65(20―11,16―14,22―18,18―22)
三河 8勝12敗


 第4クオーター(Q)に3点差に詰められてもキングスは動じなかった。タイムアウト明けに大黒柱のジャック・クーリーを送り出し、攻撃リズムを立て直した。再び引き離し、最後は持ち味の堅守で寄せ付けなかった。
 

三河―キングス 第1クオーター、シュートを放つキングスの岸本隆一。4本の3点弾を決めるなど14得点でチームを引っ張った=17日、愛知県ウィングアリーナ刈谷(Bリーグ提供)

 後半から攻撃がかみ合いリズムが出てきた三河に、第4Qの立ち上がりで速攻を許して押し込まれた。シュートまでいけずターンオーバーを誘発。得点を縮められたが、スタートのメンバーを中心に選手を交代し、巻き直しを図った。

 タイムの間に気持ちを切り替えてから修正に成功した。今村佳太がクーリー、アレン・ダーラムとのコンビプレーでゴール下を崩すと、岸本隆一、今村が立て続けに外角から攻めて3点弾2本を沈めた。

 的を絞らせない攻めで三河に速攻の機会を与えず、終盤は強みの堅守とリバウンド力を発揮。4Qこそ停滞する時間帯があったが、序盤からフリーでシュート機会をつくり出す機動力で4人が2桁得点に乗せた。

 1人に偏らずバランスの良さが際立った。主将の田代直希は今後も「チームとしてノーマークのシュートを打つプロセスを続ける必要がある」とさらに強みに磨きをかけていく。

(謝花史哲)


出だしで高い集中力

 桶谷大HC(キングス)の話 出だしで集中力高く守れて、攻撃の部分もインサイドで強みが出せた。いい形で3点弾を打つことができた。ただ第4クオーターでターンオーバーから走られるシーンがあった。そこは修正していく。