自由気ままに沖縄散策 主婦のひとり旅、家事や育児からの解放<台湾最強!彭國豪の沖縄発見>18


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台湾からの女性ひとり旅で搭乗する「琉球」行きの航空便

 世界的にもトップレベルのジェンダー平等で知られる台湾は、共働きが一般的。精神的にも経済的にも自立した女性が多いが、家事や育児は依然女性の負担が少なくない。そんな女性の息抜きのひとつが旅行だ。主婦のひとり旅も彭さんのFacebookグループにしばしば投稿される。

 最近も週末を利用し、沖縄を訪れた女性の旅の様子が投稿された。以前沖縄を訪れてみたものの、子ども連れではトラブルも多く、食べたいものも食べられず、買い物に時間を掛けることも難しかった。

 「だから次はひとりで来たい」と思う女性は少なくない。

台湾からの女性ひとり旅で優雅な食事を満喫

 誰にも邪魔されず、ゆっくり朝食を楽しんで、思う存分ショッピングに時間を費やす。疲れたら海の見える温泉でゆっくり疲れた体と心を温めるのも、冬の沖縄ならではの楽しみのひとつ。以前別の女性が投稿した、深夜のラーメン屋で傾ける生ビールもまた自由の味だろう。

 家族連れならレンタカーが欲しいところだが、時間にしばられないひとり旅なら、路線バスやモノレールでも十分楽しめる。レンタカー不足が叫ばれる今でも特に不便はない。SNSの情報網があれば、コロナ禍の間に変わってしまった路線バスの乗り方もしっかり入手して、北谷でもライカムでも自由自在だ。

 思い切り楽しんで、心も体もチャージ完了。家族のために買った持ちきれないほどの土産を抱え、また戦場に戻って行く。

 「ハッピー・ワイフ、ハッピー・ライフ」と彼女たちはつぶやく。ハッピーな妻がいてこそ家庭は円満なのだ。

(素材提供・沖縄彭大家族・彭國豪、聞き書き・渡邉ゆきこ)