米兵による傷害事件「綱紀の乱れ指摘せざるを得ない」 金武町議会が沖縄防衛局に抗議


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米兵による傷害事件を受け、沖縄防衛局の中筋賢二管理部長(右)に綱紀粛正の徹底を求める金武町議会の嘉数義光議長(左)ら=21日、嘉手納町の沖縄防衛局

 【金武】酒に酔った米海兵隊員が金武町のタクシー会社に侵入し、従業員にけがを負わせたとして傷害と建造物侵入の容疑で逮捕された事件を受け、金武町議会の嘉数義光議長らは21日、嘉手納町の沖縄防衛局に中筋賢二管理部長を訪ね、事件に抗議した。

 嘉数議長は在日米軍がリバティー制度で飲酒制限している時間帯の事件だったことや、県内で米軍人の摘発が相次いでいることに触れ「綱紀の乱れを指摘せざるを得ない。度重なる事件は町民に不安と恐怖を与えている」と述べ、実効性のある再発防止策の公表を求めた。中筋管理部長は「地元との信頼関係を損なう事件事故はあってはならない。米側に対し強く抗議し、隊員の教育と綱紀粛正を申し入れた」と述べた。
 (松堂秀樹)