玉城デニー知事の今年の重大ニュースとは?


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沖縄県庁(資料写真)

 沖縄県は23日、各部局が選ぶ2022年の「重大ニュース」を発表した。全庁的な取り組みとして、沖縄の日本復帰50年に関する各種取り組みとともに、新型コロナウイルスや有機フッ素化合物(PFAS)の調査、高病原性鳥インフルエンザへの対応など、「災害級の対応」を挙げた。

 部局別では、世界のウチナーンチュ大会や美ら島おきなわ文化際、首里城再建に向けた木曳式の開催など大型のイベントが相次いだことや、パラオ共和国との連携強化に向けた覚書の締結などが挙がった。総務部は21年度の県税収が過去最高の1402億円に上ったことを挙げた。

 玉城デニー知事は23日の記者会見で特に印象に残っていることを問われ、復帰50年の節目に取りまとめた「新たな建議書」の策定を自身の「最も大きなニュース」と選定した。玉城知事は「復帰当時の思いを県民と確認し、例えば復帰100年を迎えた時に、現在の状況がどれだけ解消され、発展できているかを検証する『一里塚』のような位置付けになる」と意義を述べた。

(池田哲平)