九州・山口のベンチャー企業が新技術や新商品を披露するビジネスプラン発表会「九州・山口ベンチャーマーケット」のピッチコンテストがこのほど、福岡県で開かれた。県代表として第二創業部門に出場したokicom(オキコム、宜野湾市)と、スタートアップ部門に出場した「HelloWorld」(ハローワールド、沖縄市)がそれぞれ地域活性化賞を受賞した。
1980年創業のオキコムは、サトウキビの搾りかす「バガス」を使ったかりゆしウエアのシェアリングサービスを展開し、大量生産・大量廃棄というアパレル産業の課題解決に取り組んでいる。小渡晋治常務は「受賞をきっかけに連携したいという企業も増えた。来年は勝負の年。稼ぐことにこだわりをもって展開していきたい」と話した。
ハローワールドは英語学習・国際交流プラットフォーム「世界の教室をつなぐWorldClassroom」を開発し、すでに県内外の33校で採用されている。今野達眞COO(最高執行責任者)は「プロダクトを強化し、全国にサービスを広げるほか、海外展開も目指していく」と述べた。
(玉城江梨子)