バレーボール沖縄選抜男子　強気のコンビで勝機呼ぶ　JOCジュニアオリンピックカップ全国中学大会、あす開幕

　バレーボールのJOCジュニアオリンピックカップ第36回全国都道府県対抗中学大会は26日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪などで開幕する。男女各48チーム、計96チームが出場。同日に3チームによる予選グループ戦が行われ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。沖縄選抜男子は愛知、埼玉と戦う。女子は神奈川、愛媛と対戦する。

　男子選抜は190センチのエース崎山陽生を中心に速さを生かしたコンビバレーで予選突破を図り、まだ成し遂げられていない県勢日本一を目標に掲げる。1校に偏ることなく県内8校から12人、エース級が集められた。時間はかかったが、徐々にチーム力が向上。強気のコンビネーションから勝機を呼び込む。

　主将の崎山は「得点を挙げたら全員で喜べる。雰囲気を上げていける良さがある」と結束力を誇る。11月の福岡遠征がよりチームの団結を深めたという。強豪がそろう九州のチーム相手にも自分たちで勢いを盛り上げることで強さを発揮できる手応えをつかんだ。

　予選で当たる愛知は最高到達点が全国屈指を争うエースを擁する。最初のヤマ場だ。ブロックを堅く、レシーブで拾い続け攻撃で終わることが重要になる。

　高さと強さを買われサイドからセンターにポジションを代えた岸本祥らセンターを軸に攻守を組み立て、素早い速攻や時間差攻撃で得点機をつくり出す。大事な場面では全国選抜第1次強化合宿に選出された崎山がチームを引っ張る。崎山は「全力プレーで全国優勝できるようにしたい」と力を込めた。