卓球 与那原が女子団体制す 実践練習重ね課題克服 県中学新人選手権


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 卓球の沖縄県中学新人選手権兼全国中学選抜県予選は24日、県総合運動公園で行われ、女子団体は与那原が31年ぶりに優勝をつかんだ。与那原はベスト4リーグ戦で真志喜、西原東、読谷に勝って3戦全勝した。与那原は3月に宮城県で行われる全国中学選抜大会へ派遣される。

 25日は男子団体と男女シングルスの決勝までが行われる。


 

女子団体を制した与那原=24日、県総合運動公園体育館

 女子団体の与那原は決勝リーグ3戦全勝で栄冠をつかんだ。4単1複の3マッチ先取制で行われた。シングルスの謝敷来、仲村日和は3戦とも勝利し、勝利の立役者となった。謝敷はドライブがさえ、ブロックされた後はコースを突いたレシーブで得点を重ねた。

 チームは第2戦の対西原東戦で3―2と接戦をものにした。金城萌里監督は「引退した現3年生の頃から西原東にはずっと負けていた。やっと勝てて優勝できた」と選手をたたえた。

 大会2カ月前から毎週土曜日に練習試合を組み、実戦を積んだ。格上の高校生男女、他校と対戦しながら各選手が課題や修正点をあぶり出し、日頃の練習で克服するように努めた。

 屋比久笑奈主将は「いろんな相手やスタイルの選手と試合をすることで、対応力が身に付いた」と成長を実感している。西原東戦では好調のサーブで切り崩して勝利し、主将としてチームを引っ張った。

 全国に向け「チーム全体でもっとレシーブ力を鍛える必要がある。攻められても粘ってつなぐ展開へ持ち込めるようにしたい」と闘志を燃やした。

(大城三太)