キビ単価 最高2万3505円


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製糖のため搬入されるサトウキビ(資料写真)

 2022~23年産のサトウキビの生産者手取り額単価が27日、決定した。基準糖度13・7度の場合、1トン当たりで前年より794円高い2万3505円で、交付金と原料代の合算で手取り額が決まる07年の制度発足以来、最高額となった。原料代が大幅に上がったことが全体額を押し上げた。

 手取り額単価は、官報の情報を基にJA沖縄中央会などが算出した。国が支給する生産者交付金と原料代の合計で決まる。生産者交付金は前年と同額となる1トン当たり1万6860円。一方、原料代はサトウキビで作られるバイオ燃料の需要増や、インドの砂糖の輸出制限、円安の影響などで794円上昇して6645円となり、07年以降で最大額になっている。

 (當山幸都)