キングス首位陥落 流れつかめず大阪に62-79 自慢の堅守、ミス重ねる


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 プロバスケットボールBリーグ1部西地区1位の琉球ゴールデンキングスは28日、大阪市のおおきにアリーナ舞洲で大阪エヴェッサ(西地区6位)と今季第24戦を行い、62―79で敗れ、首位から陥落した。通算成績は19勝5敗。次戦は31日午後2時から、沖縄市の沖縄アリーナでアルバルク東京(東地区)と対戦する。

大阪 10勝14敗
 79―62(14―12,20―17,23―13,22―20)
キングス 19勝5敗


 昨年負けなしだった大阪に2年ぶりの敗北を喫した。堅守が自慢のキングスだが、ディフェンスリバウンドで競り負け、3ポイントシュートを2倍以上の8本も決められた。ミスも重なって流れが悪くなり、シュートがことごとくリングに嫌われた。

大阪エヴェッサ―琉球ゴールデンキングス 第2Q、ドリブルで切り込むキングスの岸本隆一=28日、おおきにアリーナ舞洲(Bリーグ提供)

 第1クオーター(Q)は、両者とも堅守からのスタート。だが、元キングスのアイラ・ブラウンに連続得点され点差が広がる。第2Qはパスミスからターンオーバーも目立った。大阪は高身長選手を投入してリバウンドを狙い得点につなげた。

 第3Qは大阪のディージェイ・ニュービルに連続3ポイントを沈められるなどして引き離された。さらに第4Qでブラウンのダンクや3ポイントなどで最大23点差も付けられた。

 キングスは終始、形勢逆転を狙い続けたが及ばなかった。第2Q終盤は、岸本隆一が華麗なダブルクラッチで連続得点を決めてチームを鼓舞する場面もあった。大みそかはホームでアルバルク東京との一戦を控える。4試合ぶりの2桁得点だった岸本は「どういう攻めをするのか、相手がディフェンスで何を狙いたいのかをチーム全体で共通理解を持ちプレーしたい」と切り替えた。

(金良孝矢)


悪循環に陥った

 桶谷大HC(キングス)の話 ドライブで決めきれなかったり、パスが出せないシーンがあったりした。レイアップが決められず、相手の速攻につながり簡単に得点される悪循環に陥ってしまった。アウェーの雰囲気の中、我慢しきれない部分も多かった。チームで反省し成長の糧にしていく。