西原(男子)全力プレー誓う 成長3年生、好連鎖生む 春の高校バレー、来月4日初戦


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 バレーボールの全日本高校選手権(春の高校バレー)が1月4日、東京体育館で開幕する。沖縄代表で3年ぶり出場の男子西原は慶応(神奈川)、2年連続出場の女子首里は誠英(山口)と、いずれも1月4日の1回戦で対戦する。西原は9月のとちぎ国体ビーチバレー少年男子で全国一に輝いた源河朝陽・安仁屋光葉を中心にコンビバレーを展開し上位進出を狙う。

 

3年ぶりの全国出場で上位進出を目指す男子の西原(提供)

 安仁屋光葉主将は3年間の思いを全国の舞台でぶつける。「期待されながらもこれまで全国行きを阻まれてきた。3年間で初の全国。思い切りプレーしたい」と全力プレーを誓う。

 正確なボール配給で試合の流れをつくるセッターの古堅裕武は「西原はコンビバレーが強み。スパイカーが中に切り込んでいくような攻めができるようにボールをさばきたい。バックスパイクも積極的に使っていきたい」と戦略を描く。

 伊江周二監督は「中央でプレーするミドルの金城琉斗、大城庸輔はスピード、状況判断が優れている」と太鼓判を押す。大城は「ブロックで相手コースを絞ったり、ワンタッチを取ったりして守備で仕事をしたい」としつつ、中央からの得点も狙う。

 源河朝陽、浜川宇響らアタッカー陣の出来も勝敗を左右しそうだ。

 伊江監督は「3年生は成長し続けている。各選手とも進路も決まり、吹っ切れたように伸び伸びと動いている。ミドル陣の技術、判断力、度胸を見せて得点できれば、よりサイドのスパイカーが生きる。いい連鎖が生まれる」と、自信を持って選手らと共に全国の舞台へと乗り込む。

(大城三太)