首里(女子)初戦突破狙う セッター2人、攻撃多彩 春の高校バレー、来月4日初戦


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 バレーボールの全日本高校選手権(春の高校バレー)が1月4日、東京体育館で開幕する。沖縄代表で3年ぶり出場の男子西原は慶応(神奈川)、2年連続出場の女子首里は誠英(山口)と、いずれも1月4日の1回戦で対戦する。首里は1、2年生を中心に挑戦者の心づもりで、県勢女子として2012年大会以来の勝利を目指す。

 

2年連続出場で初戦突破を目指す女子の首里(提供)

 2年連続4度目出場の首里。1、2年が多いチームで、若い力を見せつける決意だ。県勢女子は2012年大会以降、勝利が遠のいている。3年の大松未羽主将は「沖縄の名前を全国で残したい」と、まずは初戦突破を狙う。

 元々アタッカーの大松と1年の照喜名ほしのがダブルセッターを務めるのがチームの特徴。アタックの枚数を増やし、高いブロックで相手に圧力を与えてチャンスメークする。

 昨年は高身長の3年が主力だったが、今年は頼もしい1年のエース金城知夏が加わった。チーム一のジャンプ力(最高到達点290センチ)があり、東風平和成監督に「パワーは女子離れしている」と言わしめる。金城は初の春高だが、「緊張はない。パワーあるスパイクを決めたい」と気合十分だ。

 チーム一の高身長(176センチ)、2年の新垣結理と、3年のエース具志堅心結(みゆう)が攻守でけん引する。ムードメーカーでもある新垣は「自分の一番の武器は笑顔。たくさん喜んで雰囲気を盛り上げたい」と意気込む。最初で最後のひのき舞台に立つ具志堅は「全力で勝ちにいきたい」と誓った。

(金良孝矢)