年越しそば製麺 フル稼働 沖縄 あす大みそか


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大みそかを控え、そばの製造に追われる従業員ら=29日、西原町東崎の三倉食品(小川昌宏撮影)

 あすは大みそか。沖縄県内の製麺所では年越しそば用沖縄そばの製造がピークを迎えている。西原町の三倉食品では29日、従業員総出で製麺作業に当たった。ゆで上がった麺を手作業でほぐし、袋詰めした。

 コロナ禍のネット通販普及やNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」の影響でことしは例年より出荷量が増加。1日当たりの製造量も増えていたが、年末はさらに3倍量を製造する。

 物価高の影響があるが、製造商品を絞ったり出荷制限したりして「手に取りやすい価格で提供できるよう努力した」と佐久間健治社長。「沖縄そばは県民食。特別な日に大切な人と食べる姿を想像しながら製造している。笑顔あふれる年を迎えてほしい」と話した。 (金盛文香)