沖縄ガス540円「値下げ」 来年2月検針分から 政府の緩和事業に採択


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 政府の電気・ガス料金の激変緩和対策事業について、沖縄ガス(那覇市、我那覇力蔵社長)が28日までに登録事業者に採択された。原料費調整を経て2023年2月検針(1月使用)分の料金から値引きされる。

 23年2~9月検針分は1立方メートル当たり30円、最終月となる10月検針分は同15円が軽減される。標準的な家庭の使用量では2~9月検針分で月540円、10月検針分で月270円の値引きとなる。

 ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安によって原料の液化天然ガス(LNG)の価格が高騰し、都市ガスの料金も引き上げられている。沖縄ガスによると、12月検針分の料金は4月検針分との比較で37.67円高くなっている。
 (小波津智也)