沖縄・首里日雇労働組合(沖日労)は2022年12月31日から23年1月2日までの3日間、那覇市の与儀公園と平和通りで炊き出しを実施した。中身汁などの食事のほか、衣料品や毛布なども提供した。食事などを受け取ったのは3日間で564人だった。31日に与儀公園で行われた炊き出しには、失業や少ない年金で生活に困窮する人々など約130人が並んだ。
年金生活をしているという男性(66)は「(22年は)最悪の1年だった。新型コロナウイルスは収まらず、物価はどんどん上がった。弱い者いじめのような社会がいつまで続くのか」とため息をついた。
(稲福政俊)
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