バスケ 女子・コザ中は初戦快勝 チーム力を発揮し流れつかむ ジュニアウインターカップ


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Brave Rabbits―コザ中 攻守でチームに貢献したコザの酒井柚紀(日本バスケットボール協会提供)

 バスケットボールの第3回全国U15選手権大会(ジュニアウインターカップ)が4日、東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕し、1回戦を行った。女子のコザ中はBrave Rabbits(山形)に63―52で勝利し初戦を突破した。男子の琉球ゴールデンキングスU15は本巣ジュニアクラブ(岐阜)を86―50で下した。5日は2回戦が行われ、コザ中は昭和学院中(千葉)と、キングスU15は昨年4強入りしたLakeForce(滋賀)と対戦する。

 3年生全員がコートに立ってそれぞれの役目を果たした。チーム力を発揮したコザ中が初戦を突破。稲嶺啓美HCは「みんなの希望通り3年が全員出られた。これまではスタートの5人に頼りきりだったが、控えの3年メンバーが頑張ってくれた」と健闘をたたえた。

 序盤は緊張のせいか、なかなかリズムに乗れなかった。だがエースのウェアー・ケイリー・ミア主将の切り込みやスチールから徐々に流れをつかんだ。もう一人のエース湧川ゆなもドライブで相手ファウルを誘ってフリースローを決めたり、酒井柚紀が要所で3ポイントシュートを沈めたりしてリードを広げた。

 スタートメンバーがベンチに下がると、ベンチメンバーの「セカンドユニット」は豊富な運動量で相手を走らせた。相手は体力が削られた一方、コザは最後まで運動量が落ちなかった。

 得点もリバウンドも2桁となる「ダブルダブル」の活躍だったウェアーは「自分たちのプレーができ、みんなで試合に出られてうれしかった」と振り返る。

 一方、「終盤で連続得点を取られたのは反省点だった」と修正も誓った。献身的な守備も見せた酒井は、2回戦に向け「どんなにきつくても全員で頑張って勝ちたい」と意気込んだ。
 (金良孝矢)


▽女子1回戦

コザ中
 63―52(15―11,17―11,14―14,17―16)
Brave Rabbits(山形)