採掘業者「遺骨が混じることは絶対にない」と改めて主張 公調委への不服申し立ては取り下げ 沖縄・激戦地土砂採掘


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糸満市米須の土砂採取場所付近=2021年5月(小型無人機で撮影)

 沖縄戦跡国定公園内にある糸満市米須の鉱山から琉球石灰岩の採掘を計画している沖縄土石工業の永山盛也代表は4日、反対集会に対して「『遺骨が混じった土砂』という誤った認識が広がっている。琉球石灰岩に遺骨が混じることは絶対にない」と改めて主張した。本紙の取材に答えた。

 併せて、県が自然公園法に基づき発出した措置命令を違法として総務省公害等調整委員会(公調委)に不服を申し立てていた件については、4日付で取り下げたことを明らかにした。また、採掘に当たっては、県との合意案に基づき、遺骨発見時は工事を一時中止して収集することなどを強調した。
 (照屋大哲)