沖縄代表・キングスU15(男子)、2回戦で敗退 粘るも波に乗れず バスケ・ジュニアウインターカップ


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キングスU15―LakeForce(滋賀) 2回戦第3クオーター、左サイドから突破を図りレイアップを沈めるキングスU15の山城琉凰(手前)=5日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ(謝花史哲撮影)

 バスケットボールの第3回全国U15選手権大会(ジュニアウインターカップ)第2日は5日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで男女2回戦が行われ、男子の琉球ゴールデンキングスU15はLakeForce(滋賀)に53―66で敗れた。女子のコザ中は昭和学院中(千葉)に56―66で惜しくも敗れ、それぞれ3回戦進出はならなかった。

 キングスU15は第4Qに堅守速攻で相手の得点を抑え込み12点を連取する時間帯をつくるなど粘り強く戦いきった。泉川寛太監督は「準備してきことを徹底して出せた。わずかなシュートタッチの差。惜しかった」と健闘をたたえた。

 出だしから高さのある相手をかいくぐり、何度も得点機は生み出した。しかしことごとくリングに嫌われ、思うように波に乗れず振り切られてしまった。

 1年の時から経験を積んできた3年の山城琉凰(れお)は「先輩たちと悔しい思いをした。それをぶつけたかった」と強い気持ちで臨んだ。チーム最多14得点と気を吐いたが、2回戦の壁を越えられず、天を仰いだ。

 全国選手権は敗れたものの3月にはBリーグのU15チャンピオンシップが待ち受ける。山城は「またゼロからスタート」と気持ちを切り替える。主将の長嶺充来(みらい)も「今回出た課題を必ず修正する」と進化を誓い、チャンピオンシップ4強入りを目指す。
 (謝花史哲)


▽男子2回戦

LakeForce(滋賀)
 66―53(21―9,14―13,16―8,15―23)
琉球ゴールデンキングスU15