キングス、黒星喫す 横浜BCに51ー67、3位維持


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横浜ビー・コルセアーズ―琉球ゴールデンキングス 第3クオーター、3ポイントシュートを決めるキングスの松脇圭志=7日、神奈川県の横浜国際プール(Bリーグ提供)

 キングスは横浜の堅い守りを崩せず、4季ぶりに敗北を喫した。2月の天皇杯全日本選手権準決勝でぶつかる相手との前哨戦で手痛い黒星となった。

 第1クオーター(Q)から相手に5連続得点され、流れを持っていかれた。ジャック・クーリーらを中心にインサイド攻撃を試みるが、相手の高さに阻まれ簡単には得点できない。外からのシュートもなかなか入らなかった。要所で守りの強度を増して流れをつかもうとしたが、ターンオーバーで好機をつぶした。

 フィールドゴール成功率が12・5%と低かった岸本隆一は、「インサイドで連続得点が出ない場面でボールを動かしたかったものの、シュートが当たらず難しい試合になってしまった」と反省した。

 第3Q終盤は、松脇圭志が2連続で3ポイントを沈めて食い下がる。だが第3Qまで無得点に抑えていた相手エース河村勇輝に、第4Qでアシストを含め5連続得点を決められて突き放された。今村佳太は「オフェンスでターンオーバーの質やシュートセレクションの悪さから失点につながることが、今シーズンの課題。あすしっかり改善したい」と気持ちを切り替えた。

(金良孝矢)


執着心足りず

 桶谷大HC(キングス)の話 前半にトランジションで点を取られ、主導権を与えてしまった。前半は(得点が)決まらない状態が続き、後半はターンオーバーが目立った。リバウンドなどボールへの執着心も足りなかった。チームで認識を整理し、明日の試合に挑みたい。
 


 プロバスケットボールBリーグ1部西地区3位の琉球ゴールデンキングスは7日、神奈川県の横浜国際プールで横浜ビー・コルセアーズ(東地区2位)と今季第27戦を行い、51―67で敗れた。

 キングスは相手の守備を崩せずに主導権を奪われた。通算成績は20勝7敗で西地区3位のままとなった。次戦は8日午後2時5分から、同所で横浜と第2戦を行う。

(横浜国際プール、4101人)
横浜BC 16勝11敗
 67―51(18―10,16―15,17―18,16―8)
キングス 20勝7敗